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As a Diary - NO MSG -

梅雨の合間 というのは気が早すぎる気もしますが 午後からはいいお天気でした

明後日は 久しぶりのイベントです 有意義な時間になることと 楽しみにしています

Photo  8時ごろスタート予定 入場は無料ですよ!

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さてさて 話は変わって また日記的に 昨晩思ったこと

仕事の合間とか ちょっとした時間に 本や雑誌を読みます 今は 先日Be-palにお店の紹介をしてくれた大学の恩師 辻信一 がの本 「そろそろスローフード 島村菜津 × 辻信一 対談」 を読んでいます。少しずつですが、、

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そこで再確認したこと、やっぱり気になるよね、ということ。

それは NO MSG 。。。 つまり NO monosodium glutamate (グルタミン酸ナトリウム ≒ アジノモト)

(つづきは、長文です、あしからず)

「~今、何をどう食べるか?」という本の副題にある通り、この本では、グローバル化する食とその背景に起こる、経済的、文化的、社会的、歴史的、環境的、さまざまな歪みを、二人の体験や考えをもとに紹介し、提示するような内容。対談なので読みやすい。

NO MSG = No アジノモト に代表される 正体不明な食品・食材、つまり添加物のことだけでなく、生産に伴うエネルギー消費や、食生活の変化(グローバルな均質化)に因る、文化の均一化についてなど、食を切り口にさまざまな話が展開されるので、読むごとに、「そうだよな、あ、そうだよね、あ、これもだね」と、いろーーんなことを考えさせられるます。その中で、昨晩ブログに書こうと思ったのは、何度も書きますが、NO MSG。

うちのお店では当然、アミノ酸調味料は一切使っていません。そのほか、添加物についてもほぼ99%入っていません。少なくとも化学添加物はゼロです。(ちなみに電子レンジも使いません。冷凍もほとんどしません(冷凍で納品される食材くらいです))

個人的に、アミノ酸調味料、いわゆるアジノモトが入っているか否かを気にするようにして8年くらい。湯を沸かし、具材を煮て、味噌を溶いて、イノイチバンをひとさじ、なんて味噌汁作るのって簡単なんだって、大学生のころまでは思ってました。素晴らしいって。それからなんとなく避けるようになって、時が経ち、外食、とくにラーメンを食べると、その後半日は、舌がしびれます。(とはいえ、ラーメンを食べることはあります、人並みに)。

やっぱり製法を考えても、食後の感覚という実体験からしても、変なものです。そして、実は、無くても別に何の問題もないものです。もっといえば、無いほうが、本当の美味しさがわかるわけです。

そろそろ本題ですが、ここ、萩は実は醤油屋さんがたくさんあります。人口5万人の街に、10軒程度の醤油屋、メーカーがあるわけです。そして、萩には新鮮で美味しい日本海の魚があり、山の幸があります。それらは、醤油と合う。さらになぜだか、萩で主流の「甘めの醤油」は、萩の魚の味を、「甘くない醤油」よりも引き立ててくれます。

「素晴らしい食文化だなぁ」と思っていました。初めて萩に遊びに来た時は。

しかし、3年前に萩に移り住み、スーパーで、「あの甘い醤油」を探してみる。萩市内で製造された醤油が各種ならんでいる。各家庭でお気に入りの醤油があるそうだ。おもむろにボトルを手に取り、裏のラベルをみる。

「あら?」

どれもこれも、アミノ酸入り。

独特のうまみは、甘さを味醂や砂糖で味付けしているからだけではなく、アミノ酸はもとより、「その他もろもろ」が入っているからだということが判明した瞬間でした。

ちなみに隣に一応並べてある超大手「キッコーマン」の特選醤油の裏側をみると、大豆・小麦・塩とある。醤油を作るのに十分な材料だ。(麹については表記しないのでしょうか)

萩のとあるスーパーの商品棚を見ただけですが、そこには、アミノ酸の入っていない萩の醤油は一本もありませんでした。(そこに無かっただけ、あるいは、主流ではないが、いわゆる添加物は使っていない萩の醤油があるのかもしれません。引き続き調べてみます)

萩のヒラソ(ヒラマサ)に合う、無添加の甘口醤油はないのだろうか。

話は少し変わって、、

萩の良いところの一つに私が考えていることに、「萩の人は、老いも若きも、萩が好き」ということ。そして、それを人によっては声を大にして公言するひとが結構居ること。特に若い人が、ふるさとを好いているのは、とても良いことだと思う。彼らは、町としてだけでなく、当然、萩の味も好き。故郷の味。有名な萩の家庭の味であり、都会の大手デパートの地下街でも売られているのが、「イノウエのシソワカメ」。わかめふりかけ。前述の醤油も、「うちはコレ」「うちはアレ」というのが、ある。私の食卓にも、両方ある。義父母と同居させてもらっているから。

話を元に戻すと、つまり、残念ながら、理想的にも見える「地産地消」は、陰に食品添加物・アミノ酸調味料というファストフードの象徴に支えられているということ。地産地消の落とし穴。

本の中で、島村菜津さんは、実の父が関わるかまぼこ製造にひとことアドバイスをしたそうだ。

「アミノ酸を使わないで作ってみて」と。

おとうさんは、最初「そりゃぁできるが、それじゃうまくなかろう」と言う。

それでも作ってみて、と頼み、出来上がってみると、ものすごい売れ行きとなったそうです。

++++

だいぶ長くなってしまいまいた。萩で食にかかわる商売をさせてもらっている身として、勢いとはいえ、ここまで書いて良かったのかよくわかりません。再々書きますが、うちにも萩の醤油はあるし、シソワカメも食べるし、ラーメンも、どうしても食べてしまいます。ただ、もしNO MSGなローカルフードで満たされたなら、この街に住む人だけでなく、観光で訪れる外の人にとっても、もっともっと魅力的な町になるのではないかな、ということです。そして、それは、未来の子供たちのためにも、よりよい社会を残すことに通じるのではないかな、と。

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Local

Loving the place they were born is good thing. Being proud of hometown and its' culture, community and food. But, things is not such simple, it is same as when I talk about "地産地消". The important things are not only "where", but "How".
If one product made in Hagi and comsumed in there. that is wonderful. Empolyment, economy, ecology, everything concern with that product are provided with in small circulation.
But, if that product is made with many of food additives, is it really well?
One of Hagi's pride is Soy sauce. but, please look tha label of bottle. you'd notice there are many names which you can not understand at a glance. That's is one of truth which people proud of.
About food addtives, we can know a lot of truth by the internet, book and on.
somehow, sweetened soy sauce does well with Hagi's fish. so, does someone make nice sweetened soysauce, but with no MSG?

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コメント

そちらは、味噌は白い方が好まれるようですが、改めてラベルを見ると、
漂白剤入りの「萩みそ」がスーパーに平然と並ぶ光景に、
長年産業が成り立ってることに唖然としました。

>まきまきさま
コメントありがとうございます。地元のことを書いたので、反響あるかなぁ、と心配していたのですが、意外と無くって、ほっとしたような、それじゃいけないような、、。でも、また書こうという気になりました。逆に。
しかし、漂白剤ですか。。。味噌を作られている方、原料を作られている方、どういうお気持ちで、白い粉をふるうのでしょうか。。。

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