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heated up -山形・アルケッチャーノ 奥田シェフ 来萩-

久しぶりの更新になってしまいました。

昨日から、山形庄内にて「地場イタリアン」を営む奥田シェフが萩に講演会のためにいらしています。(奥田シェフのレストラン『アルケッチャーノ』)

今 萩では萩市商工課の事業として、萩の地場食材を全国に対してPRしていく活動を、主に魚介類を中心に展開されています。そして、「食」を通じて、地域の活性化に結び付けようと。そこで、地元山形庄内の食材を再発掘・再認識し、主に野菜や魚介を中心としたイタリアンレストランを全国的人気に押し上げた立役者、奥田シェフに来ていただいたのです。地方・地域の魅力を見直し、掘り起こし、そして外へPRすることで、内が活性化する一つのモデルとして、お話をして頂くことになっていました。

そして、その講演会が今日の午後からあったので、急きょランチを1時半でラストオーダーにさせていただいて、聴きに行ってきました。

その前に、昨日から萩に来られていた奥田シェフ。実は昨晩は、ラ・セイバで関係者の方と会食にいらして頂きました。10年前から、「地産地消」「無農薬」を美味しい食事を通して世界に表現されているすごい人、という風に知っていた私にとっては、「一体何をお出ししたら良いんだーーーーーー!」と、困り果てるほどの出来ことでした。最終的には、自分に出来るこをやるしかないので、ということで、自分なりに精いっぱいサービスさせて頂きました。(以前の職場の同僚とかは、私が奥田シェフに料理を出したなんて聞いたら、なんて思うのでしょうか、、、)

Photo (真中で手を前にあわせている方が奥田シェフ)

さておき、その夜も食事のあとに、本当に有意義な話を聞かせて頂きました。今日の講演会では、アルケッチャーノが始まって今に至るまでの過程を観ながら、その地域の魅力が内外に広がって行くストーリを聴かせて頂きました。

たとえば、お肉を焼くときに、タンパク質が凝固し始める温度がわかっていれば、豚肉のローストも綺麗なピンク色に仕上げられる、とか、どうしてアマダイの頭はあんな風なのか、それは水族館へ行ってアマダイが泳いでいるのを見ていればわかる、とか。
当たり前なこと、に疑問を持つ心。そして、それを解明しようとする探究心
それが、奥田シェフの料理のベースになっていること。

また、料理が好きで、料理人であるのだけれど、料理人であることで、出来ることが料理だけでないことを教えて頂きました。そのためには、生産者、食べて、あるいは広めるという意味でのメディアや、行政や知識人、文化人、いろいろな人々との「愛」ある交流がとても大切だということ。

聴いたこと、へぇーっと思ったこと、たくさんありすぎて書ききれません!お店で話しましょう。

今日の講演会の後には、奥田シェフが自分で選んだ萩の食材で何品もの料理を講演会会場となりの食堂でふるまってくれました。おこがましくも、お手伝いをさせて頂きました。そして、小さな声で、「これを盛って」とか、「これにこれをのせて」とか、細かな指示をもらい、厨房で一緒に動きました。久しぶりに人と一緒に厨房に立ち、ましてや憧れていたシェフと一緒に、で、厨房独特の緊張感にしびれました。楽しかった。。。最後に、ミニトマトを左右のほほに頬張った息子を抱えて一緒に記念撮影もしてくれました。
単純に、料理に携わる同業者として、厨房にいること、レストランで働くことの何とも言えない緊張感、スピード感が、久しぶりに楽しめたのが一番うれしかったです。

自分には、自分に出来ることを続けていこう。
ちょっと忘れかけていた、「あれやろう」をやっぱりちゃんと一つ一つやって行こう。
そして、いつかは、アルケッチャーノへ赴き、「値無しコース」にチャレンジしてみたい。

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