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As a Diary -地球号食堂-

テレビを見たくても 日ごろ 面白い番組をやっている時間には

テレビを見られないので、あんまりみないのですが、、

先日の日曜日 夜11時過ぎ 

かつては「素敵な宇宙船地球号」だったTOYOTAの番組

「地球号食堂」を久しぶりに見ました

テーマは、ベトナムの麺料理「フォー」でしたが、特にその味の決め手となる魚醤のお話

国産素材で「フォー」を作るということで チョイスは 秋田の「しょっつる」

男鹿半島で獲れる「ハタハタ」と塩を原料とした調味料で 独特の香りと強い塩けが これひとつで料理の味を作ってくれるすぐれもの

La Ceibaでも使っている諸井醸造所の「しょっつる」が紹介されていて うれしかったのですが それ以外にも感じたことが

紆余曲折ありながら、伝統的な「ハタハタ漁」とその恵み「しょっつる」は今もいきづいています。乱獲によるハタハタの減少を防ぐために 管理型漁業を取り入れ成功している男鹿半島

冬の風物詩として 砂浜に打ち上げられる おびただしい数の 赤いハタハタの卵が広がる光景が紹介されていました それは 本当に見たことのない景色だけれど 男鹿の人たちには 「冬の海と言ったら これなんじゃい!」って感じらしいです 「いやいや 冬だろうと夏だろうと そんなに卵が 打ち上げられることは 萩ではないわい!」って感じですよね

つまり ハタハタは男鹿の近辺の水温や水質や地形や陸地から流れ込む淡水やそのほかいろいろな生態系全体の成り立ちの結果 男鹿近辺でたくさん生息することができる

それは萩の菊が浜ではダメなんです そしてしょっつるも同じく男鹿でとれるものであり、男鹿の気候などが「しょっつる」を「しょっつる」たらしめているのだと

ワインには「テロワール」とい言葉がありますが ワインに限らず 原材料 があればできる というものではない世界がそこにはある プロシュウトがプロシュウトになるためにはパルマの風がなくてはならない

食べ物 原材料 ひとつとっても 世界とのかかわりに驚き感謝しないわけにはいかない

そんなことを感じました

萩は恵まれた食材の宝庫 生態系とそこで営まれてきた人々の暮らしによって 年月を超えてここまできました これからも長くお付き合いできるために 自分はどう生きていったらいいか 自分ができること(役割)は何なのか そんなことを考えながら やっぱり生かされていくのだろうな、と

これからも (美味しいものを) よろしく~

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